C型肝炎の経過

 C型肝炎の患者さんの病状の経過を博多発東京行きの汽車の旅に例えてみましょう。HCVに感染した時点を博多駅、肝硬変を東京駅とします。それでは慢性肝炎は何処でしょう?広島?大阪?それとも名古屋でしょうか?実は慢性肝炎とは東京以西の全てを指します。同じ慢性肝炎でも小倉あたりを走っている人もいれば、大阪駅あたりの人もいます。すでに横浜駅に着いて東京は目前といった方もおられるでしょう。慢性肝炎の場合、ある日突然肝硬変になるのではなく、肝臓の炎症が繰り返される(肝細胞の破壊と再生が繰り返される)ことによってコラーゲンという物質が肝臓に増加し、徐々に「肝臓の線維化」が進み、その終末像が肝硬変というわけです。

  

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