C型肝炎とは

 当院のようなクリニックでは、健康診断などで肝機能異常を指摘されたとのことで来院される患者さんがたくさんおられます。脂肪肝やアルコール性肝障害の患者さんが多いのですが、見逃してはいけないのがウイルス性肝炎です。特にC型肝炎ウイルス感染者は、日本でのその数が今や150万人とも200万人とも言われています。健診や人間ドックなどで、偶然C型肝炎を指摘された方も多くみられます。

 C型肝炎はC型肝炎ウイルス(以下HCV)の感染により発生する肝障害です。感染すると、その約7割が慢性肝炎に進み、放置しておくと3~4割の方が10~30年で肝硬変となり、更に肝がんへと進展します。肝がんを発症された方の8割がC型肝炎が原因と言われています。

 1989年に初めてHCVの遺伝子の断片が発見されて以来、C型肝炎に対する新しい治療法が次々と開発されてきました。

   

© 朱雀公道 2016